7月28日、NAZEN吉祥寺結成!
7月28日、「すべての原発いますぐなくそう!全国会議・吉祥寺」(NAZEN吉祥寺)が結成されました!
私たちの街・吉祥寺では、3・11原発事故以来、何度もデモなどが行われてきましたが、その主体を担ってきた労働組合や若者たちが、「20万人の反原発の声の先頭に立ち、地域に反原発のうねりを作りだそう」とこの日結成の運びとなりました。
NAZEN吉祥寺結成集会は、武蔵野公会堂で60人が集まり、行われました。
第1部は横断幕やデモグッズ作りのワークショップとDVD「黒い雨」の上映。小学生・中学生やお母さんたちが集まって、小一時間で可愛い横断幕が完成しました
ノボリにも「吉祥寺」の文字を筆入れ。
早速横断幕が会場正面に張り出され、第2部の結成集会スタート!
福島から、「原発いらない福島の女たち」の木田節子さんがお話をしてくださいました。原発労働者を息子に持つ木田さんのお話は、原発とは何か、被曝労働とは何か、原発廃炉に向かって何が問われているかを鋭く私たちに訴えました。
そして、福島診療所建設を、国分寺本町クリニックの医師であり、「福島診療所建設運動」呼びかけ人の杉井吉彦さんが行いました。
さらに、地元の労働組合、子どもをもつお母さんなどが次々と訴え。
木田さんに、診療所建設基金カンパを手渡す。涙ぐんでおられました!
最後に、NAZEN吉祥寺結成宣言が読み上げられ、一本締めにて結成を確認
第3部の結成記念パーティーは、果てることもなく和やかに、そして翌日の7・29国会包囲行動への思い・決意を語らいながら行われました。
NAZEN吉祥寺のニックネームは「な吉」です。よろしくお願いします
NAZEN吉祥寺結成宣言
福島原発事故以来、福島の方々をはじめ本当に多くの人々が「原発をなくそう」と行動してきました。その中で私たちは、今年2月にNAZEN吉祥寺準備会を立ち上げ、デモや学習会を行ってきました。今日の集会からNAZEN吉祥寺を結成し、出会ってきた全ての人と一緒に運動をつくりあげ、原発反対の運動を吉祥寺の地に広げていきたいと思います。
福島の思いを踏みにじって強行された大飯原発の再稼働。私たちは野田政権を倒してでも原発を止めなくてはなりません。「国民生活を守るため」といいなして原発を再稼働させ、その一方で消費税を上げ、若者を非正規に突き落とし、オスプレイの配備を強行する野田政権。彼らは原発の目的を「我が国の安全保障に資すること」と拡大し、核武装の意図をもはや隠そうともしていません。この野田が、今度は8月6日の広島で、「過ちは繰り返しませぬから」と刻まれた慰霊碑の前で、一体何を語るというのでしょうか。
再稼働と野田政権への怒りは、「再稼働反対」「野田を倒せ」の声で首相官邸を埋め尽くす20万人の行動となり、「紫陽花革命」と呼ばれるこの運動は全国に広がっています。7月16日には17万人もの人が代々木公園を埋め、福島の怒りを共にしました。この波はありとあらゆる地域に広がっています。私たちは吉祥寺でのデモを重ねてきましたが、その度に沿道の人々の反応が変わっていくのを感じます。官邸前の行動に参加したという女性が私たちのデモに参加してくれるなど、特に10代、20代の若者が勢いよく行動する時代です。私たちは、はじまった行動と地域をつなげ、命と未来を守ろうという真剣な思いを一つにつなげ、反原発の全国ネットワークをつくりあげたい。
「すべての原発をなくす」という闘いは、再稼働を止め続けると同時に、すべての原発を廃炉にしていく闘いです。福島の子どもたち、お母さんやお父さん、そして現に福島原発で収束作業に携わる労働者の方々の怒りと苦悩を共にし、命と生活を守りぬいて闘い、廃炉に向けたあらゆる課題に共に立ち向かって具体的に解決していくことです。私たちは、そのためにみんなが安心して集い、なんでも相談できる、心と健康の拠り所となる診療所を福島に建設したいと思います。
これまで、労働者が被曝して成り立つ原発が「原子力の平和利用」といわれてきたこと。内部被曝・低線量被曝の危険性が隠蔽され、被爆者が抹殺されてきたこと。そして、「安全保障」のためと沖縄に基地が押しつけられ続けていること。私たちは、そのすべてを乗り越えて本当にすべての核と原発をなくす、新たな反戦・反核運動をつくりあげたい。それは、命と生活を守り闘う労働組合を甦らせる運動であり、大学に真の学問と真実を取り戻す運動でもあります。
命と未来は私たちのものです。福島、広島・長崎、沖縄とつながり、真剣な思いを胸に立ち上がる全ての人たちと共に、今こそすべての核と原発をなくしましょう!
ここにNAZEN吉祥寺の結成を宣言します。
2012年7月28日 NAZEN吉祥寺結成集会参加者一同

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