
3・11以降、反原発運動の「希望の砦」として世界に発信し続けている経済産業省前テントを、安倍政権と経済産業省、東電らは法的手段に訴えて撤去しようとしています。
3月14日(木)朝7時30分頃、ものものしい警戒態勢(執行官、経産省の警備、公安、制服警官など総勢50名ほど)のもと、経済産業省前テントに仮処分決定の公示書を東京地裁執行官らが持ってきました。
テント側の「本人がいないのだから受け取れない」という対応に対して、執行官側は、対象になっている渕上、正清両名には、同文書を自宅に郵送するということ、文書を手渡すのではなく公示するのだということ。予め経産省(?)が用意した大仰な台をテント正面の真ん中付近に据えて公示書の掲示を行いました。
公示書は後ろに貼り付けました。
↓これ


テント前に経済産業省はクサリをめぐらして露骨に妨害してます
これは、「テントの所有者」を特定した上で、これから撤去の仮処分に入るということです。
安倍政権は、今日沖縄に辺野古新基地建設の埋め立て申請を強行しましたが、まさに問答無用で反原発・反基地の闘いをなんとか潰さなければ自らが持たないと焦りに焦っているのだと思います。
これに対して、本日22日、官邸前金曜日行動の日17時より、経産省テント前において抗議集会が行われました。
本当にたくさんの方々が続々集まってきました! 私たちNAZEN吉祥寺も参加しました。

テントの「所有者」が怒りの開会あいさつ。
ちなみに、参加したたくさんの人々は「所有者ら」の「ら」みたいです(笑)

「制服向上委員会」が「原発さえなければ」を熱唱

フォークシンガー中川五郎さん
そのうえで、やっぱり感動的だったのは、福島の人々の訴えでした。

「私たちはもう引き下がれない」(黒田節子さん)

「ふくしま共同診療所を作った。なんとしてもテントを守りましょう」(椎名智恵子さん)


「双葉町から命からがら東京に引っ越してきて孤立していた。このテントの存在をしってみなさんとつながれた。
撤去すべきはテントではなく、原発です!」

落合恵子さんも駆けつけました。ふくしま共同診療所開院に際して絵本を寄贈してくださいました!

最後は、怒りのシュプレヒコールが経済産業省を揺るがしました。
そしてさらに官邸前・国会前の金曜日行動へ。
■今回の仮処分決定について
公示書の内容は以下のとおりである。
公示書
事件番号 平成26年(ヨ)第461号
債権者 国
債務者 正 清 太 一、淵 上 太 郎
標記の事件について、東京地方裁判所がした仮処分決定に基づき、次のとおり公示する。
1 債務者らは、下記仮処分物件の占有を他人に移転し、又は占有名義を変更することを禁止されている。
2 執行官が、平成25年3月14日下記仮処分物件の債務者らの占有を解いて、これを保管中である。ただし、債務者らに限り、使用を許した。
(注意)
下記回処分物件の処分、公示書の損壊等をした場合、刑罰に処せられる。
平成25年3月14日
東京地方裁判所執行官 宮 本 英 一
記
(仮処分物件の表示)
1 所 在 千代田区霞が関一丁目
地 番 9番
地 目 宅地
地 積 24533,06平方メートル
2 上記1記載の土地のうち、別紙図面1のアイウエアで囲まれた斜線部分(約89,63平方メートル)。
なお、上記斜線部分の位置関係は別紙図面2の赤線で囲った部分のとおり。
公示書の内容は以上である。
福島原発「収束」のウソは、ネズミが原因で電源停止・冷却停止という事態であらためてはっきりしました。
今も被曝が続き、拡大しつづけているのです!
私たちNAZEN吉祥寺は福島と連帯し、経産省前テントの撤去を許さず、地域から職場から原発廃炉の声をあげていきます。
3/30(土)の吉祥寺デモに集まりましょう!
3・30反原発・反失業吉祥寺デモ VOL.93月30日(土) 15時30分 武蔵野公会堂(吉祥寺駅南口徒歩3分)集合
16時デモ出発
吉祥寺の街を一周!
主催:NAZEN吉祥寺Eメール nazenkichijoji-nakichi@yahoo.co.jp